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入選句発表

令和七年度 春季 鎌倉俳句&ハイク

令和七年度 春季

季  節
「春」
期  間
令和七年二月一日~令和七年四月末
投句数
1,049句

特選三句

八幡様の大きな空や初蛙

神奈川県茅ヶ崎市  宮永  武彦

風光る雲に溶け入る昼の鐘

埼玉県坂戸市    渡邉  俊一

登るほど囀ひびく峠道

千葉県船橋市    佐藤 真由美

入選句

一般の部(順不同)

梅月夜闇の静けさ風が泣く

神奈川県鎌倉市   阿部  史江

故郷の思いが滲じむ雛人形

神奈川県鎌倉市   阿部  陽二

約束は果たせないまま桜散る

東京都世田谷区   五十嵐 有明

ようこそと白衣観音風光る

神奈川県横浜市   石川  正明

美術館へちょっと寄り道日脚伸ぶ

神奈川県横浜市   遠藤  清子

椿寿忌やまなこをとじて観ゆるもの

神奈川県横浜市   加藤  文男

園児らはしだれ桜にきゃっきゃっと

神奈川県横浜市   金子  きよ

春潮の引くに見つけし青磁片

神奈川県横浜市   小泉  明彦

春雪や石窯パンと寺めぐり

神奈川県横浜市   小島 喜美子

春泥やこゑ掛け合ひて化粧坂

神奈川県藤沢市   小堀 公美子

実朝の暗き墓にも初音かな

東京都三鷹市    櫻庭   寛

春日和古今和歌集そっと手に

神奈川県川崎市   里中   信

春昼や小町通りは多国籍

神奈川県逗子市   髙梨  優子

禅寺の庭に出できし蕗の薹

神奈川県横浜市   田阪  武夫

禅寺の季節を開く初音かな

神奈川県藤沢市   手塚  清子

春風に亡き人しのぶ暮れの道

東京都日野市    西村  宣陽

白梅や父なきあとも咲き誇る

神奈川県鎌倉市   本多  淳子

囀の山懐のやぐらかな

東京都足立区    山﨑  勝久

春の風由比の潮風混ざる古都

神奈川県横浜市   山下  重弥

若布干す浜によき風よき香り

神奈川県川崎市   和田  容子

子どもの部(順不同)

鎌倉の亀鳴く夜は物静か

神奈川県鎌倉市   石井  瑛人

江ノ電で車窓から見た春の海

東京都江戸川区   伊藤 江里彩

春一番大仏の前風走る

東京都江戸川区   大立目 瑠奈

桜まう歩いてみよう段葛

神奈川県鎌倉市   加來  瑞雲

きらきらと波がそりたつ春の海

神奈川県鎌倉市   近藤  直翔

長谷寺で清く流れる春の川

東京都中野区    辛   継尭

春の昼大仏と見る白い空

東京都江戸川区   中村 夏凪果

春の鯉カメラの中で泳いでる

東京都江戸川区 ニンスワンコシット マナッサナーン

鎌倉の大仏に告ぐ春が来た

神奈川県鎌倉市   松田  大空

卒業や思い出を手に歌うぼく

ワシントン州USA ロビンソン慧